鷹新助っ人ムーアは「エグいっす」 初のライブBP登板、対戦した打者ら絶賛の嵐

ソフトバンクのマット・ムーア【写真:福谷佑介】
ソフトバンクのマット・ムーア【写真:福谷佑介】

完全非公開でサファテとともに打者と対戦、森山コーチも「さすがメジャーで54勝」

 ソフトバンクの新助っ人マット・ムーア投手が26日、宮崎市・生目の杜運動公園の室内練習場で来日後初となるライブBPに登板した。報道陣や関係者をシャットアウトして非公開で行われ、デニス・サファテ投手とともに打者相手にボールを投げ込んだ。

 完全非公開で室内練習場で行われたライブBP。栗原陵矢捕手や柳町樹外野手ら若手のバッターを相手に、まずムーアが投げ、そのあとにサファテがマウンドに上がった。工藤公康監督や森浩之ヘッドコーチ、森山良二投手コーチらが、その投球を見守った。

 非公開のため、その内容は知ることはできないが、ムーア自身は「打者が立つことでアドレナリンが出る。それを感じながら投げられて良かった。コントール、感覚は満足できるものだった」。打球が当たり、膝を怪我した昨年4月6日のロイヤルズ戦以来となる打者との対戦に、納得の表情だった。

 メジャー時代に3度のシーズン2桁勝利をマークし、通算54勝を記録してきたムーア。そのボールに対戦した打者たちは一様に驚いた様子。打撃に定評のある栗原は「ムーア、エグいっす。真っ直ぐは強いし、変化球もいい。独特の変化をしますね。さすがメジャーリーガー」と舌を巻いていた。

 森山投手コーチも「良かったですよ。手術した膝がどうかな、というところはあったけど、問題なさそう。さすがメジャーで54勝しているだけある」と絶賛した。千賀滉大投手、高橋礼投手が怪我で出遅れており、不安が残るソフトバンク先発陣にとって、ムーアは大きな戦力となってくれそうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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