“開幕微妙”スタントンにNY紙辛辣 不良債権化を指摘「エルズベリーを…」

オープン戦に出場していたヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】
オープン戦に出場していたヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】

地元紙「ニューヨーク・ポスト」はファンのコメントを紹介「エルズベリーに似た雰囲気が漂っている」

 度重なる故障に苦しみ、2019年シーズンはわずか18試合出場に終わったヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が今季の開幕に黄信号が灯った。MLB公式サイトによると、25日(日本時間26日)に右ふくらはぎに張りを訴え、アーロン・ブーン監督は「(開幕は)厳しいかも」と見解を示したという。

 昨季に続くスタントンの暗雲。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「スタントンはヤンキースのファンにエルズベリーを思い出させている」とのタイトルで報じた。レッドソックス時代に3度の盗塁王に輝いたエルズベリーは13年オフに7年総額1億5300万ドル(約168億5000万円)の超大型契約でヤンキース入り。しかし、ここ2年間は度重なる故障により1度も出場機会がなく、球団は19年オフに契約を1年残して契約解除とした“不良債権”だ。同紙はヤンキースファンが「エルズベリーに似た雰囲気が漂っている。やってられないよ」、「スタントンがエルズベリーに加わるのも、もうすぐ?」とツイートしたことを紹介している。

 スタントンは2014年オフに当時所属していたマーリンズと13年総額3億2500万ドルの契約を交わし、2018年からヤンキースに所属。移籍1年目こそ38本塁打、100打点とマークしたが、昨季は度重なる故障で18試合出場にとどまった。同紙は「無駄になる金額を考えると、ヤンキースがスタントンをエルズベリーのように切るのは、とても難しいだろう。エルズベリーと異なって、スタントンはまだ『球界で最も恐ろしい打者の1人』と考えられている。そして、エルズベリーは、野球が出来る次のチャンスを今も待っている」としているが……。

 通算308本塁打を誇る17年MVP男の早期復活を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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