ロッテ福田秀、初アーチ先頭打者弾に「ホッとしました」 ベンチは“大地席”を選ぶ

ロッテ・福田秀平【写真:荒川祐史】
ロッテ・福田秀平【写真:荒川祐史】

「そこなら問題ないだろう」と昨年まで鈴木が座っていたところに着席

■楽天 4-2 ロッテ(オープン戦・29日・ZOZOマリン)

 ロッテの福田秀平外野手が29日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天とのオープン戦で“移籍後初アーチ”となる先頭打者弾を放った。オフに国内FA権を行使してソフトバンクから加入。初めてとなる本拠地での試合で結果を残し、「少しホッとしました」と振り返った。

 この日は「1番・中堅」でスタメン出場し、昨季の最多セーブで今季から先発に再転向した松井裕樹投手と対戦。「松井君は球界を代表するピッチャーなのでとにかく積極的に」と、2ボールからのファーストストライクを力強くスイングすると、打球はライトスタンドへ。好投手から一発を放ち、新天地でも“エースキラー”っぷりを発揮した。

 さらに3回の第2打席では中二塁打、6回の第3打席では四球で出塁と大暴れ。積極的に次の塁を狙ったために牽制死もあったが、「ロッカーであったりとか、風呂場であったりとか、ベンチまでの通路であったりとか、初めて来るところなので、とにかく今日一日が早く過ぎました。どこに誰がいるのかわからない、そういう状況の中での今日の試合だった」と戸惑いもあった中で、結果を残してみせた。

 試合前には、田村龍弘捕手に監督や他の選手たちが座っている“指定席”を事前に確認。空いている中から「そこなら問題ないだろう」と、オフに国内FA権を行使して楽天に移籍した鈴木大地内野手が座っていたところを選んでいた。一方の鈴木は、初の古巣との対戦で3打数無安打。この日は福田秀に軍配が上がったようだ。

(工藤慶大 / Keita Kudo)

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