ダルビッシュ、最速158キロの速球に自信 「伸びている」「投げていて心強い」

ブルワーズとのオープン戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
ブルワーズとのオープン戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

初回先頭打者に初球被弾も2回3奪三振「スピン効率を上げていきたい、改善できると思う」

■カブス – ブルワーズ(オープン戦・日本時間1日・メサ)

 カブスのダルビッシュ有投手が29日(日本時間1日)、ブルワーズとのオープン戦に先発。先頭打者に初球を本塁打されたが、その後は失点を許さず、2回26球を投げて打者8人に対して2安打3奪三振1失点だった。

 今季初実戦で最速98マイル(約157.7キロ)を計測するなど順調な調整ぶりを示した右腕は登板後「投げていて心強い」など自信を滲ませるコメントを残した。一問一答は以下の通り。

――初実戦登板

「起きた時から普段とは違う世界。緊張感があるというか…。ブルペンは良くなかったですけど結果は良かった」

――1回に初球をホームラン

「打ってくるかなと思っていた。置きに行った真っ直ぐを打たれるのではと思っていたんです。でも真っ直ぐが走って切れていたし、コントロールもよかった」

――登板のテーマは

「やりたかったのは試合で投げることだけ。ルーティンの確認ですね。気持ちが高ぶり過ぎないように。冷静だったので力んでコントロール乱すこともなかった」

――去年の後半の感覚のまま投げられた

「はい」

――コントロールは

「外角やや高めの甘めを狙って…それが適当に散っている感じです。スポットを狙えるコントロールはないので」

――フォームについて

「自分の中では同じ感じで投げましたが、ビデオで見るとちょっと違う」

――去年の今頃と比較して

「どのボールもストライクを投げられない技術レベルだった。全然違う人かなと思います。(昨年は)自分に自信がなかった。今は技術に自信があるので」

――今後に向けて

「少しずつでも成長できるように努力していく。スピン効率を上げていきたい。改善できると思う」

――打者の反応を見て
「右打者は得意じゃないけど、(ボールの)下を振っているから伸びてきていると思います。左打者は差し込まれている感じするので、自分としては投げていて心強いですね」

 自信を滲ませるダルビッシュ。カブス移籍3年目の今季、圧倒的な活躍が期待できそうだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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