筒香嘉智の三塁守備をレイズ指揮官絶賛 「反応もキャッチもスローイングも…」

レイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】
レイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】

キャッシュ監督「練習で努力している成果がみられるように」

■ブレーブス 12-0 レイズ(オープン戦・日本時間1日・ポートシャーロット)

 レイズの筒香嘉智外野手が29日(日本時間1日)、ポートシャーロットの本拠地でナイターで行われたブレーブスとのオープン戦に「5番・三塁」で先発出場。2打数無安打で5回の守備から退いた。2試合ぶりに三塁を守った筒香は3本のゴロを華麗にさばいた。「ケビン・キャッシュ監督は「ヨシは三塁でナイスプレーをした。それが見られたのは良かった」などと高く評価した。

 筒香は1回2死でカルバーソンが放った高いバウンドのゴロに対して瞬時にタイミングを図り、後ろに下がってキャッチ。正確なボールを一塁に送ってアウトにするなど、難しいゴロにもしっかり反応した。

 オープン戦で三塁を守ったのは2度目。キャッシュ監督は「とても良く見えた。練習で努力している成果が見られるようになってきた。反応が素晴らしい。ボールをキャッチする素晴らしい能力を見せている」と絶賛し、こう続けた。「スローイングも素晴らしい。他の選手もそうだが、派手なプレーはいらない。求めるのは堅実で(アウトをとるのに)効果的なプレーだ。それができる能力がある」と指摘した。

 筒香は試合後、試合の打球よりも「キャッシュの打ってるノックの方が速い。キャッシュが打ってくれて本当に良かった」と、ノックを打ってくれる指揮官に対してジョークを交えて感謝した。

 これを伝え聞いたキャッシュ監督は「試合で実際に起きるスピードで練習するようにしている。他の内野手は慣れているけど、彼は新しい選手だからね。楽しみながらやっている」と答えた。

 キャッシュ監督のノックは、筒香の内野守備向上に大きな役割を果たしているようだ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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