ハム右腕マルティネスがオリ相手に4回2失点 2年ぶり復活へ「全球種で100%を」

日本ハムのニック・マルティネス【写真:石川加奈子】
日本ハムのニック・マルティネス【写真:石川加奈子】

マルティネスは18年に10勝も、昨季は怪我のため未登板だった

■日本ハム 7-3 オリックス(オープン戦・1日・札幌ドーム)

 日本ハムのニック・マルティネス投手が1日、本拠地オリックス戦に先発。4回5安打2失点(自責1)と好投し、2年ぶりの復活へ前進した。

 右前腕などの故障で昨季を棒に振った助っ人が、1年ぶりに上がった札幌ドームのマウンドで雄姿をみせた。初回こそ、3安打2四球と制球に苦心したが、2回以降は無失点。「全体的に調子としてはすごく良かったんですけど、ランナーを出して、セットポジションの時に少し投球のタイミングが崩れてしまって、ストライクを取れる球種が少なかった分、ちょっと自分の首を絞めるようなピッチングをしまった」と60球の投球を振り返った。

 課題は明確。「カットボールの感触は良くなかったので、開幕に向けて全ての球種で100%を出せるように修正していきたいです」と続けた。

 来日1年目の2018年に10勝を挙げた右腕に栗山英樹監督も目を細めた。「内容は別として、去年1年間あれだけ苦しんだ中、あの球数までいけたというのは、本人もホッとしたと思う。こちらもまずは元気で野球ができることが重要だと思ってきたので、良かったなと思います」と語った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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