大谷翔平、“マッチョ化”に初言及「アスリートとして全方位的に動ける体が必要」

ブルペン入りしたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】
ブルペン入りしたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

昨季は左膝に痛みを抱えトレーニングできず「筋力的にも後半落ちていた。継続して取り組んでいかないと」

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、米アリゾナ州テンピのスプリングトレーニングに参加。このスプリングトレーニングでは明らかに“マッチョ化”していることは米メディアでも話題となっているが、その意図を初めて言及した。

 まるでポパイのようにムキムキになった両肩に腕の筋肉。打撃のパワーアップのためなのか、それとも故障の予防のためなのか。大谷がその狙いを語った。

「どっちもありますね。基本的にはアスリートとして全方位的に動ける体が必要ですし、トータルで考えた時にトレーニングで獲得できる部分を獲得して、あとは技術に擦り合わせて、というところじゃないですかね」

 約95キロとされる体重は「術後に落としていたので」と大きな増減はないようだ。昨年9月に慢性的に痛みを抱えていた左膝を手術。筋力トレーニングもしっかり行えている。「(スクワットは)正しいフォームでやらないといけない。一気に上げるとかはないですけど、それなりの重量は扱えているかなと思いました。去年は重量を扱えなかった。筋力的にも(シーズン)後半落ちていましたし、そういうのも継続して取り組んでいかないとトータルで見た時に良くないかなと」と話した。

 この日は敵地で行われたオープン戦に帯同せず、キャンプ地で5日ぶりにブルペン入り。2度のインターバルをはさみ、カーブ、スライダー、スプリットを交えて計47球を投げた。その後は打撃ケージにこもって打撃練習などに取り組んだ。大谷は「球数も強度もちょっとずつ上げているかなと思います。体はまぁまぁ動いていると思いますね。ウエートも重量をあげてますし、スプリント(瞬発系)もスピードがしっかり出ていると思うので。ブルペンもしっかり入れてますし、いい感じで来ているかなと思います」と充実感を漂わせた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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