ホークス王会長、無観客試合に寂しさポツリ 「それにしても盛り上がらないね」

オープン戦に登板したソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】
オープン戦に登板したソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

サファテの復活登板には喜び「投げれただけでもいいじゃない」

■ヤクルト 2-0 ソフトバンク(オープン戦・3日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの王貞治会長が3日、ヤクルトとのオープン戦を観戦。試合後、デニス・サファテ投手の約1年ぶりの実戦登板について「だんだん投げていけば上がってくる」と語った。

 グラウンド整備を終えた6回。サファテが348日ぶりのマウンドに上がった。1イニングを11球、ヒットを許した後の盗塁阻止もあり、結果的に3人で無失点の内容だった。

 試合後、いつもの観戦席を出てきた王会長は「投げれただけでもいいじゃない」とひと言。そして「だんだんと投げていけば(調子も)上がってくる。あれだけ腕を振れていればね。自分でも手応えがあったんじゃないかな」と、かつての守護神が復活に向けて大きな一歩を踏み出したことを喜んだ。

 最後は「それにしても盛り上がらないね」と、無観客試合を続けざるを得ない現状を嘆いていた。ダイエー監督時代から「ファンあってのプロ野球」と率先してファンサービスを展開していた王会長だけに、歓声が響かないドームを誰よりも寂しく感じているに違いない。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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