筒香嘉智を同僚も絶賛「本当に驚いた」 打棒に人柄、言語力も評価

レイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】
レイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】

球団は大きな期待「ヤンキースとの差を縮めるのに貢献してもらうことを求めている」

 筒香嘉智外野手が今季加入したレイズは、昨季ア・リーグ東地区で首位ヤンキースと7ゲーム差の3位に終わった。今季はその差を縮め、上回れるか。米ヤフースポーツは日本人ルーキーがキーマンになることを伝えている。

 すでにオープン戦で“メジャー1号”を放つなどここまで実戦で17打数5安打1本塁打、打率.294と結果を残す筒香。同記事では「彼に外野のギャップと、フェンスを越える打球を打ってもらうことを求めている。そして、昨季ア・リーグ東地区で7ゲーム差をつけられたヤンキースとの差を縮めるのに貢献してもらうことを求めている」と大きな期待を込めている。

 レイズも筒香を“ファミリー”として迎えているようで三塁コーチのロドニー・リナレス氏は「日本の文化は本当に礼儀正しい。彼からそれが分かるよ。彼はいつもすべてのことに感謝するんだ」と絶賛している。

 さらに言語も異なる環境だが、筒香には問題ないようで「言葉の壁は大きな問題にならないと思う。彼はスペイン語が得意なんだ。本当に驚いたよ。本当に多くのスペイン語を理解している。僕やラテン系の選手たちと会話がしやすいと思うよ」という。DeNA時代の2015年にドミニカウインターリーグに参加した経験もあり、筒香にとってはスペイン語は馴染みある言語だ。

 その影響もあってか、ドミニカ出身のウィリー・アダメス内野手とは冗談も言い合う仲になっている様子。アダメスは筒香について、「彼はここで良い時間を過ごしていると思う。彼は本当に面白いんだ」と語っている。

 スペイン語以外にも英語も上達しているようだ。キャンプ序盤のウォームアップで野手がペアになる機会があったが、その際にオースティン・メドウズ外野手が筒香に声をかけ、それ以降毎日キャッチボールのパートナーとなっているという。メドウズもこの交流を楽しんでいる様子で、「少し日本語を覚えたよ。サンキューの言葉をね。アリガトウだよ」と話している。

 チームに歓迎され、早くも馴染んでいる様子の筒香。球団やチームメイトの期待に応え、ヤンキースに対抗するチームの戦力となれるか。

(Full-Count編集部)

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