ロッテ井口監督、鳥谷敬の獲得の話は「球団としたことない」　“便利屋”として期待

「練習量はおそらく現役選手で一番。そういう所を後輩に引き継いでいってほしい」

　ロッテの井口資仁監督は10日、鳥谷敬内野手の内野全ポジションでの活躍を期待した。「内野全部は守ってもらいたい。本人と今後そういうことを含めて色々話をしたい」と期待を込めた。

　鳥谷は阪神時代に遊撃手として4度ゴールデングラブ賞を受賞。17年には三塁手として受賞している。「球団の方から、内野手の補強ということで取っていただきました。実績のある選手ですし、当然戦力として考えていますし、若い選手の模範にもなってほしい。自分も若い頃から一緒に自主トレをやってきて、若手を引っ張っていけると思うし、彼の練習量はおそらく現役選手で一番。そういう所を後輩に引き継いでいってほしい」と期待を込めた。

　井口監督は現役時代に合同自主トレを行うなど旧知の間柄。それでも、「僕はその話（鳥谷獲得）を球団としたことがないです」という。「キャンプもしていないし、実戦感覚からも遠ざかっていると思う。当面は下（2軍）でやってもらって、しっかりチェックしながら、どのタイミングで（1軍に昇格させるか）とか考えながらやっていきたい」と話した。

（宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki）