前阪神・鳥谷敬がロッテ移籍で現役続行 残り8人となった「81年世代」の現在地

ヤクルト・青木宣親(左)と阪神・糸井嘉男【写真:荒川祐史】
ヤクルト・青木宣親(左)と阪神・糸井嘉男【写真:荒川祐史】

ヤクルト・青木、阪神・糸井はチームの主力として活躍

 ロッテは10日、昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手の獲得を発表した。通算2085安打をマークするベテランは新天地で背番号「00」を背負いプレーすることになった。ここでは現在も現役としてプレーする今年39歳の「81年世代」を振り返ってみる。

 2020年シーズンも主力として期待されるのはヤクルトの青木宣親外野手と阪神の糸井嘉男外野手だろう。青木は2018年に日本球界に復帰すると127試合に出場し打率.327をマーク。昨季も134試合に出場し打率.297と外野のレギュラーとして活躍を続けている。

 糸井は昨季に左足首の手術を受けたが春季キャンプで順調な調整を見せ、今季は「1番」として期待されている。昨季は103試合の出場に留まったが打率.314、5本塁打、5盗塁、出塁率.403。阪神では不動のレギュラーとして期待される。

 その他には巨人の岩隈久志投手、中日の藤井淳志外野手、ソフトバンクの高谷裕亮捕手、日本ハムの鶴岡慎也捕手が現役でプレーを続けている。また、昨季は台湾・味全ドラゴンズでコーチ兼選手として復帰した川崎宗則氏、外国人ではソフトバンクのデニス・サファテ投手も「81年世代」に該当する。

 2018年オフに日本球界に復帰した岩隈は昨季1軍登板がなく、今季は正念場を迎えるシーズンとなる。鶴岡は昨季からバッテリーコーチを兼任しながら35試合に出場。高谷も55試合に出場し2番手捕手として甲斐を支えた。股関節の故障から完全復活を目指すサファテは3日のヤクルト戦で348日ぶりの実戦登板を果たしている。

 現役でプレーを続ける「81年世代」は残り8人。鳥谷を含め39歳を迎えるベテランたちは意地を見せることができるか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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