鷹スチュワートに“1軍デビュー”の可能性浮上 開幕延期で工藤監督「見てみたい」

ソフトバンクのカーター・スチュワートJr.【写真:福谷佑介】
ソフトバンクのカーター・スチュワートJr.【写真:福谷佑介】

開幕が延期となり、新たな開幕日までは練習試合が続く予定

 ソフトバンクのカーター・スチュワートJr.投手に、早期の“1軍デビュー”の可能性が浮上した。昨年、鳴り物入りでホークスに加入した元米ドラフト1位右腕。2軍で好投を見せており、工藤公康監督が延期となった開幕までの練習試合で登板させる可能性を示唆した。

 2018年の米ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)で指名されながら、入団が合意に至らなかったスチュワート。2019年5月にソフトバンクへ加入し、今季が2年目となっている。キャンプ中にはA組の紅白戦で無失点と好投。13日にはタマスタ筑後で行われた2軍練習試合・中日戦で6回無安打無失点と好投していた。

 ここまでの好投を受けて工藤監督は14日の広島とのオープン戦前に「当然、僕らも良くなっていることは理解しています。まだ19歳ということもあり、身体作りというところもある」と評価。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期となり、新たな開幕日までは練習試合が続くことから「見たいというか、結果も踏まえて、本人のモチベーションを上げる意味でもちょっとこういう機会で投げるかもしれない」と、練習試合とはいえ、1軍の舞台で登板機会を作る可能性を示唆した。

「投げるとは言いませんよ。可能性はあるので、それはファームのコーチとも話をして考えてみたいと思います」。工藤監督はあくまでも“可能性”を示しただけではある。それでも、スチュワートが、1軍の打者相手に投げるとなれば、ファンの関心も十分に高いはず。果たして新たな開幕日までにスチュワートに1軍登板のチャンスは訪れるだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY