西武松坂が凱旋登板で“新魔球”! 鷹・周東ランニングHR…15日のOP戦最終戦は?

ヤクルトとのオープン戦に3番手で登板した西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】
ヤクルトとのオープン戦に3番手で登板した西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】

西武が勝率.750で1位、巨人は13戦連続勝ちなしで最下位

 プロ野球のオープン戦は15日、各地で最終戦6試合が行われた。西武は14年ぶりに復帰した松坂大輔投手がヤクルト戦(メットライフドーム)で3番手として登板。3回3奪三振3四球、1安打無失点にまとめた。最速は138キロだったが、新球「スプリット・チェンジ」で村上から空振り三振を奪った。今季実戦3試合目の登板で初の無失点投球。ヤクルトは青木宣親外野手が適時二塁打を放って存在感を示した。

 巨人は楽天に完敗。先発の田口が5回途中6失点で降板し、オープン戦は9連敗。13戦連続勝ちなしで終えた。楽天は先発の涌井が5回5安打2失点と好投。打線は1番の山崎が3安打2打点を記録するなど13安打7得点と活発だった。

 阪神はオリックスに逆転勝ちして4連勝。7勝3敗2分けで終えた。陽川が1点を追う7回に走者一掃の中越え3点二塁打。大山は5回の左前適時打、3四球で4出塁した。オリックスはT-岡田が4回に3号ソロ。開幕スタメン入りへアピールした。

 DeNAは先発の石田が4回1失点、2番手のピープルズが5回無失点と好投。打線では4番・佐野が7回に3号ソロ、宮崎が3安打を放つなど12安打7得点と活発だった。日本ハムは3番手の金子が0回1/3で4安打4失点と課題を残した。

 ソフトバンクは定位置奪取を目指す周東が6回、俊足を生かしてランニングホームランを記録した。リチャードは2回に2号ソロ、先発の尾形は4回1安打無失点と好投した。広島のドラフト1位森下は4回7安打5失点と課題を残した。

 中日は先発の小笠原が6回8安打2失点。先発ローテーション入りへ順調な仕上がりを見せた。ロッテは福田秀の適時打、マーティンの2本の二塁打など8安打を放ったが、2点止まりだった。

 オープン戦は全日程が終了し、西武が6勝2敗1分けの勝率.750で1位。2位は8勝3敗1分けで勝率.727のソフトバンク、3位は7勝3敗2分けで勝率.700の阪神だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予定されていた20日のセ・パ両リーグの開幕が延期となり、各球団は4月中の開幕を目指して練習試合などで調整する。

西武 3-1 ヤクルト(メットライフドーム)
【勝】増田 【負】高橋
【セーブ】平良
【本塁打】
西武:なし
ヤクルト:なし

楽天 7-3 巨人(東京ドーム)
【勝】涌井 【負】田口
【本塁打】
楽天:なし
巨人:なし

阪神 6-4 オリックス(京セラドーム)
【勝】谷川 【負】増井
【セーブ】望月
【本塁打】
阪神:なし
オリックス:T-岡田(3号)

DeNA 7-1 日本ハム(札幌ドーム)
【勝】玉井 【負】ピープルズ
【本塁打】
DeNA:佐野(3号)
日本ハム:なし

ソフトバンク 6-0 広島(マツダスタジアム)
【勝】尾形 【負】森下
【本塁打】
ソフトバンク:リチャード(2号)、中村晃(2号)、周東(2号)
広島:なし

中日 4-2 ロッテ(ナゴヤドーム)
【勝】小笠原 【負】西野
【セーブ】岡田
【本塁打】
中日:なし
ロッテ:なし

(Full-Count編集部)

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