ロッテ鳥谷、実戦デビューで攻守に躍動 一問一答「自分のプレーをもう一度見てもらう」

巨人2軍との練習試合に「3番・遊撃」で出場したロッテ・鳥谷敬【写真:荒川祐史】
巨人2軍との練習試合に「3番・遊撃」で出場したロッテ・鳥谷敬【写真:荒川祐史】

「3番・遊撃」でスタメン出場「その場所に立てていることに感謝を持ちながら」

 昨年限りで阪神を退団しロッテに移籍した鳥谷敬内野手が17日、ロッテ浦和球場で行われた2軍の練習試合・巨人戦で“実戦デビュー”を果たした。「3番・遊撃」でスタメン出場し3打数1安打、守備ではスーパープレーを披露して攻守で躍動した。試合後、鳥谷との一問一答は以下の通り。

――「3番・遊撃」でスタメン出場だった
「最初から(スタメンで)グラウンドに立つということは、昨年は中々できなかった。その場所に立てていることに感謝を持ちながらやりました」

――阪神時代と新天地ロッテとの違いは?
「当然、環境の違いはある。先日(2軍合流初日)は(報道陣が)たくさんいたけれど、昨日は誰もいなかった。誰も見ていない所で練習するのは嫌いじゃない。しっかり自分と向き合える時間はあるのかな」

――3回の第2打席では左前打を放ち、アウトにはなったが積極的に二塁を狙った
「(今年は)キャンプもしていないし、スライディングすることもあまりしていない。自分の感覚を試したくて、多少無理をして行った」

――3回の守備では三遊間の当たりを処理し華麗なランニングスローでアウトを奪った
「あれは、うまく捌いたというより、打者が1軍でもやっている選手なので、球種にも合わせて、1歩2歩(三遊間方向に)寄っていた。今までやってきた経験が生きたプレーです」

――ロッテで新しいスタートを切った
「新しいスタートというより、自分がやってきたことを継続して、自分のプレーをもう一度見てもらうという感じです」

――遊撃でのスタメンだった
「始まりとしては、自分が一番長く守ったポジションなので、よかったと思うが、これからチームの状況に合わせて、サードだったりセカンドだったり、いろんなポジションの質を上げていかなくてはいけない。それはそれで楽しみで、課題をもらっているので、やりがいを感じてやっていきたい」

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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