若鷹パワーでサヨナラ勝利、工藤監督ご満悦 三森のバント安打絶賛「ナイスアイデア」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

同点打のドラ1佐藤、サヨナラ打の栗原へも称賛

 ソフトバンクは21日、ロッテとの練習試合で9回に逆転サヨナラ勝ち。三森大貴内野手のバントヒットから若手が繋ぎに繋いで奪った2点に、工藤公康監督もご機嫌だった。

 1点をリードされて迎えた9回、先頭打者の三森が三塁へのバントヒットで出塁すると、周東佑京内野手がバスターエンドランで無死一、三塁。ルーキーの柳町達外野手が四球で繋ぐと、同じルーキーの佐藤直樹外野手は詰まりながらもセンター前に落とす同点打。最後は代打の栗原陵矢捕手が右中間を破ってサヨナラ勝ちを決めた。

 工藤監督は「サードが下がっているのを見て『いける』と思ったんでしょう。ナイスアイデアでランナーとして出てくれたことがサヨナラに繋がったと思います。周東とのバスターエンドランでの走塁も良かったですね」と、きっかけを作った三森を絶賛した。

 さらに佐藤の同点打には「低めに手を出さずに外野フライでいいという気持ちで良かったと思います。打席の中で自分がすべきことを冷静に考えることができていた」とし、2試合連続の打点を挙げた栗原には「1つ1つを自信に繋げてほしい」と語った。

 またオープン戦からここまでを振り返り「あまりバントはしていませんが、今日のようなバスターエンドランなどは相手に与えるショックも大きい。これからはおいおい使っていきます」と、開幕に向けて1点を奪いにいく作戦をより強化していくことを示唆した。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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