鷹・内川、1軍合流も“実戦復帰”は先延ばし 新型コロナの収束願う「開幕より大事なことがある」

ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】

「選手だけじゃなくファンにとっても120%野球に集中できる日が来ることを願うだけ」

 ソフトバンクの内川聖一内野手が24日、1軍の全体練習に合流した。左膝関節炎でファーム調整を続けてきたベテランは本拠地PayPayドームでチームメートたちと汗を流した。

 本来であれば、この日行われるはずだった24日のオリックス戦で復帰を果たすはずだったが、練習試合が休止となり“1軍実戦復帰”は先延ばしとなった。左膝については「ダメだったら(1軍に)来てない」と回復をアピールしたが、今後については「チームとしての方針が固まり切っていないので、それが決まってから、その中で自分がどうするか考えていくしかない」とした。

 球界にも大きな影響を与えているコロナウイルスの感染拡大に対し「僕らだけが大変なわけじゃない。開幕がずれて大変とか難しいとかいうより、それよりも大事なことがある」と憂いていた。特に地元の大分県で感染が広がっており「現実味がある地域、ない地域はあると思いますが、こうして自分が知っている地域に広がるとより身に染みて感じますね。選手だけじゃなくファンにとっても120%野球に集中できる日が来ることを願うだけです」と、1日も早い収束を願っていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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