中日吉見、5回4失点でアピールならず 開幕再延期も「僕に調整はない」

中日・吉見一起【写真:荒川祐史】
中日・吉見一起【写真:荒川祐史】

4回まで無失点に抑えるも、5回につかまり一気に4失点

 中日の吉見一起投手が24日、ナゴヤドームでの巨人との練習試合に先発し、5回を投げて7安打4失点で降板した。4回までは無失点に抑えていたが、5回に捕まり一気に4点を失った。

 初回、パーラに中前安打を浴びたものの、無失点で切り抜けた吉見。2回から4回まで順調にアウトを積み重ねたが、5回に巨人打線につかまった。先頭の大城に三塁打を浴びると、吉川大、小林、松原と3連続適時打を許した。2死としてから重信にも適時打を許し、この回4点を失って降板となった。

 降板後、吉見は「詰めの甘さが出たなと。結果的に大量失点してしまった。1回から4回までは粘り強く投げられた。(5回は)感覚は悪くなかったけど、結果的に打たれている。(捕手の木下拓と)少し球が高かったねという話はした」と振り返った。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でシーズンの開幕は4月24日を目指すことに。開幕ローテ入りを目指すベテラン右腕は「僕には調整はない。今日の結果をしっかり受け止めて、先発ピッチャーとしての仕事を全うしたい」と語っていた。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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