中日ドラ1石川昂、3打数無安打も与田監督は評価 「我々にとっても収穫でした」

「3番・三塁」で先発した中日・石川昂弥【写真:小西亮】
「3番・三塁」で先発した中日・石川昂弥【写真:小西亮】

第1打席は三ゴロ失策で出塁、第2、3打席は空振り三振に終わる

 中日のドラフト1位ルーキー・石川昂弥内野手が25日、ナゴヤドームで行われた巨人との練習試合に「3番・三塁」でスタメン出場。1軍デビュー戦3打数無安打、2三振に終わった。チームは1-2で敗れた。試合後、与田監督は「我々にとっても収穫でした」と語った。

 1軍初安打はお預けとなった。石川昂は初回の第1打席で三ゴロ失策で出塁。4回1死走者なしの第2打席は再び戸郷と対戦し2ストライクからの3球目、147キロの直球にバットは空を切り“初三振”。1点を追う7回の第3打席は右腕・與那原の147キロの直球に空振り三振に倒れ3打数無安打2三振。

 この日は高卒3年目の高松が1番、2番には同5位ルーキー・岡林と若手がラインナップに並んだが与田監督は「非常に動きが良かった。ヒット出なくてもしっかりバット触れていた。先々期待できそうな選手なので大きく育てていかなければいけない。今度は徐々に結果を周りも求めてくる。そこが壁になってくるんじゃないでしょうか」と一定の評価を与えていた。

 前日の24日には2軍練習試合で“プロ初本塁打”を放っていた石川昂はこの日、無安打に終わったが「最後の三振も完璧に変化球を待っているような意思が見える。打席でなにを考えているかが見て取れたので、我々にとっても収穫でした」と、意図を持って打席に入る姿を評価していた。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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