1軍合流の鷹・柳田が「理想の打撃」と絶賛 熱視線の先にいた打者とは…

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

「パシッとスイッチが入った時に体が動かせるようにするだけ」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が26日、今季初の1軍昇格を果たし、全体練習に参加した。春季キャンプからリハビリ組で調整を続けていた柳田にとっては本拠地PayPayドームでの初練習となった。

 チーム全体が2時間程度の軽めの練習を行う中、報道陣の注目はやはり背番号「9」に集まった。打撃練習のあとはバントマシンでしばし目慣らし。その後、守備練習をこなしてサロンへと引き上げた。

 久々の本拠地での練習に「やっぱり景色が違う。これから慣れていかないといけないな、という感じです」と柳田。打撃練習では前の組でゲージに入ったバレンティンの打撃にしばし熱い視線を送る場面も見られた。「やっぱ理想の打撃ですね。逆方向にいい打球が行ってますし。(1軍で)いいバッターを見れるのは勉強になります」と、合流初日から大きな刺激を感じたという。

 工藤公康監督は「2軍の試合に出てもらうことは考えていない」としたが、1軍は4月9日まで練習試合は休止。最長で2週間実戦から遠のくことになるが、柳田はそれほど気にしていない様子だ。

「パシッとスイッチが入った時に体が動かせるようにするだけ。そのスイッチは…公式戦ですね。公式戦で結果が出せるか出せないかですから。それまでは1軍の雰囲気とか球場とか、すべてに慣れる時間にしたいと思います」。1軍のチームメートに刺激をもらいながら、柳田はしばらくマイペースで調整を続けていくことになりそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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