元助っ人はかつての超有望株 鷹ペーニャは「Aロッド、グリフィー以上」燕ミレッジも

ミレッジ「ピカイチの存在になれるチャンスがあったが、酷い守備力」

 現在34歳のミレッジは2002年当時、「ベースボール・アメリカ」のプロスペクトランキングで9位だった。2003年ドラフトでメッツに1位(全体12位)で指名されたミレッジについて記事は、デルモン・ヤング(当時のデビルレイズ1位=全体1位)、クリス・ルバンスキー(ロイヤルズ1位=全体5位)、ライアン・ハービー(カブス1位=全体6位)らがいる中で、「ピカイチの存在になれるチャンスがあったようだった」と伝えている。

 現に2004年はマイナーで87試合に出場、打率.313、15本塁打、翌05年も110試合で打率.318、8本塁打と好成績を残した。「爆発的な勢いでトッププロスペクトシーンに登場した」と記事は伝えている。

 06年にメッツでメジャーデビューして同年は56試合、翌07年は59試合に出場。「まあまあの成績だったが、彼にはまだ素質が十分残されていた」として、メッツは07年シーズン終了後にナショナルズの選手2人とミレッジとの交換トレードを成立させた。翌08年はナショナルズの右翼手として138試合に出場、打率.268、出塁率.330、長打率.402、24二塁打、14本塁打、24盗塁を記録した。しかし、「彼は外野での酷い守備力(守備防御点-13)のせいでWARは-0.2だった」と伝えている。キャリア通算WARは0.5だった。

 ミレッジはメジャー通算433試合出場、404安打、33本塁打、打率.269。ヤクルトでは255試合、262安打、39本塁打、打率.272だった。ペーニャもミレッジも守備力に問題があり、メジャーで長くは活躍できなかったようだ。トッププロスペクトといえどもメジャーのトップ選手にのし上がるのは容易いことではない。

【動画】「Aロッド、グリフィーJr.以上」と評された桁違いのパワー 元鷹助っ人の怪力ペーニャが15年前のレッズ時代に満塁弾を叩きこむ実際の映像

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY