ドラフト直後の“採点”は当たるのか? 日ハム、巨人、阪神、オリら高評価の2014年を検証

低評価の広島はまずまず、中日とヤクルトは厳しい結果に

 逆に、評価が低かったのは広島、中日、ヤクルトか。広島は1位で入団した野間が主力に成長。2位の薮田が2017年に15勝をマークしており、決して悪くない。ただ、ヤクルトと中日は残念ながら低評価通りの成果となっている。

 ヤクルトは竹下真吾を外れ1位で指名したが、3年で戦力外に。成果は2位の風張蓮が2018年に53試合に登板したくらいか。中日は単独指名で野村亮介を指名したが、こちらも3年で戦力外となった。5位で指名された大卒の加藤匠馬が正捕手候補となっているが、総じて厳しいと言わざる得ないか。

 まずまずの評価だった残る球団はどうか。DeNAは外れ1位で山崎康晃が入団。2位の石田健太、3位の倉本寿彦と1軍の主力になっており、上々の指名になっている。西武は単独指名の高橋光が昨季2桁勝利をマーク。3位の外崎は不動の中心選手となっている。

 ロッテは1位指名した中村奨吾がチームの中心選手に。2位では京大卒の田中英祐を指名し、話題となったが、2017年に戦力外となっている。ソフトバンクは1位で松本裕樹を単独指名。4位まで高卒選手を並べたが、ここまでは大きな成果は出ていない。ただ、ようやく今季、松本と2位の栗原陵矢が飛躍を遂げそうな気配を漂わせている。

 2014年のドラフトで入団した選手たちは、今季で6年目を迎える。高卒世代でも24歳となるだけに、ここまで結果を残せていない選手もそろそろ1軍で花開きたいところだ。

【表】2014年各球団ドラフト指名選手一覧

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