鷹、9日から自主練習再開を決定 緊急事態宣言も時間や場所等分けて感染予防に留意

オンライン会見を行ったソフトバンク・三笠杉彦GM【写真:福谷佑介】
オンライン会見を行ったソフトバンク・三笠杉彦GM【写真:福谷佑介】

三笠杉彦GMがウェブ会見を行って発表

 ソフトバンクの三笠杉彦GMは7日、ウェブ会見を行い、4月9日から選手たちの自主トレーニングを再開すると発表した。福岡県は政府が発する緊急事態宣言の対象となる見込みだが、三笠GMは「感染拡大を抑えないといけないと同時に、選手の仕事である野球への取り組み、コンディションを整える環境も考えないといけない。4月9日からドームと筑後の施設提供を始めます」と説明した。

 現在、チームの活動を休止しているソフトバンク。ただ、選手会側からは練習環境としてPayPayドームなどの施設を提供してほしい要望があり、球団内で協議が行われた。政府から緊急事態宣言が出される現状も鑑みて、施設や使用時間帯を分けて、できる限り少人数で施設を利用できるようにし、自主練習を行えるようにした。

 具体的には本拠地PayPayドームとファーム本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」の2箇所で選手は自主トレを行う。居住地域に応じて練習場所が決まる。両施設で午前と午後、投手と野手に分割して、練習時間を設定。対象となる選手はその時間内でのみ施設が利用でき、使用するロッカーも本来の一塁側だけでなく、三塁側も使用して選手同士の距離が離れるように工夫する。また、使用終了後は速やかに施設を退出するようにし、異なる時間帯で使用する選手同士が顔を合わさないようする。

 また、工藤公康監督をはじめとするコーチ陣は原則、自宅待機を継続する。練習で選手のコンディションをチェックする場合は野手であれば野手コーチ1人、投手であれば投手コーチ1人に限定して、自主練習の見学を認める。三笠GMは「うがい、手洗いの徹底はもちろん、練習中の接近をさせないことも工夫すれば可能だと考えている。専門家の方々の提唱する“3密”を避ける対策をする」と説明していた。

(Full-Count編集部)

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