西武平井、女房役・森を座らせ自主練初のブルペン 「貴重な時間ととらえています」

全球種を交えて約50球を投げ込み「感覚は良くなってきている」
西武の平井克典投手が14日、自主練習で初めてブルペン入りし約50球を投げ込んだ。森友哉捕手を座らせ「シーズン中と変わらないくらいの投げ込みです。自分の感覚を確かめるためにも全球種を投げました」と振り返った。
いまだ見えない開幕にも平井に悲壮感はなかった。
投球練習を終えた右腕は「野球ができないとマイナスになることはないです。自分を見つめながら練習をできる貴重な時間ととらえていますね」と、自主練習期間を振り返る。
シーズンが始まってしまえば、毎日ブルペンに向かい、連投もこなす。ナイター終わりは家に帰っても自分の時間をつくるのも難しいが「今は、いつもの2倍以上時間がありますから……。普段、自分の投球などを映像で見返すんですが、それもじっくり時間をかけて見ることができる。後は自分の身体としっかり会話する機会が増えました」と前向きに考えている。
自主練習は「自分でやるもの」と捉えており「身体で張っているところがあれば、そこをしっかりストレッチしたり…という感じですね」と、今だからできることがあることを強調した。
今後も自身の感覚をキープするために定期的にブルペンには入る見込みで「感覚は良くなってきていると思います。今日は友哉からも『バランスいいフォームで投げられているのでいいと思う』と言ってもらった」と明るい表情で練習を振り返った。
新型コロナが終息し開幕するその日に向けて、平井は黙々と調整を続けていく。
(Full-Count編集部)
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