NPBを「侮ってはいけない」 オリAJと鷹バレンティンが認めるレベルの高さ

ソフトバンクのウラディミール・バレンティン(左)とオリックスのアダム・ジョーンズ【写真:藤浦一都、荒川祐史】
ソフトバンクのウラディミール・バレンティン(左)とオリックスのアダム・ジョーンズ【写真:藤浦一都、荒川祐史】

ジョーンズが司会を務めるポッドキャストにバレンティンが登場

 オリックスに移籍した超大物助っ人アダム・ジョーンズ外野手と今季からソフトバンクでプレーするウラディミール・バレンティン外野手の夢の対談が実現。メジャー通算282本塁打とシーズン60本塁打のNPB記録を持つ2人の“最強助っ人”は日本人投手をどう見ているのか。

 ジョーンズが司会を務めるポッドキャスト番組「ヘックル・ディーズ」にゲストとして登場したバレンティンは「『日本でプレーするのは簡単だから、向こうに行って打ちまくってやるぞ』といまだに考えている人がいるんだ」と、米球界でいまだに日本球界を“軽視”されることがあることに疑問を投げかけている。

 これに対し、今季からオリックスに加入したジョーンズは「僕は(現在のように野球が)中断するまで春季キャンプで30打席に立った。アロンゾ・パウエルがアドバイスをくれたんだ。『出来る限り多くの球を見るように』とね。だから、僕は毎打席で意図的に2ストライクまで手を出さなかったよ。彼ら(日本の投手たち)がどんな球を投げるか見るためにね」と、日本球界に適応するための取り組み方を明かしている。

 意図的に数多くのボールを見るようにしてきたというジョーンズ。日本の投手について「彼らはえげつないよ。全員が95マイルから100マイルを投げるわけではないけど。球速の面ではアメリカほどではないけど、彼らはえげつないフォークを投げる。緩急も付けて投げてくる。彼らには良い才能があるよね。侮ってはいけないよ」と、日本人の投球術を高く評価している。

 MLB通算282発男の言葉に、バレンティンも「彼らのコントロールは(良い意味で)ヤバいよ。彼らはスプリットを内角にも外角にも投げ分けられる。カーブも然り、だ。彼らは思い通りのコースに投げられるのさ」と同意する。日本の野球のレベルは決して低くない。2人は、そう太鼓判を押していた。

(Full-Count編集部)

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