【球界名場面】「要求通りの真剣勝負」 小久保裕紀の引退試合で起きたまさかの結末

最終打席に立ったソフトバンク・小久保裕紀【画像:パーソル パ・リーグTV】
最終打席に立ったソフトバンク・小久保裕紀【画像:パーソル パ・リーグTV】

2012年10月8日、小久保の引退試合でオリックスの西がノーヒットノーラン

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球の開幕は再延期が決まった。緊急事態宣言も出た今、「#Stay Home」プロジェクトも広がっている。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返ってみるのはいかがでしょうか? 「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeはファンの心を満たすような映像を公開している。

 2012年10月8日のソフトバンク対オリックス戦(ヤフオクドーム)。この日は小久保裕紀の引退試合が行われた。試合前に「真剣勝負がしたい」と語っていた小久保に、相手先発の西勇輝も“暗黙の了解”だった直球勝負ではなく全ての球種を駆使して勝負に挑んだ。

 第1打席は二飛、第2打席は一飛。西の緩急を使った投球に快音が聞こえない、それどころかチームもノーヒットの状態が続き、現役最後の打席となった7回の第3打席も遊ゴロに倒れた。そして試合はホークスがノーヒットのまま終わり0-3でオリックスが勝利。西はプロ野球史上76人目のノーヒットノーランを達成した。

 小久保は試合終了後に苦笑いを見せていたが、自身の引退試合で真剣勝負を見せてくれた西に「今日の対戦は本当に嬉しかった」と賛辞を送っていた。

 この動画にはファンも「小久保の要求通り真剣勝負だったな」「この試合で西が大好きになった」「ある意味忘れられない思い出深い引退試合」と、まさかの結末に驚きの声が上がっていた。

【動画】引退試合でノーヒットノーランの珍事 真剣勝負を要求した小久保の最終打席の実際の映像

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