【私が野球を好きになった日2】野球美女の坪井ミサトさんが負けた「甘い誘惑」

タレントでスポーツ女子の坪井ミサトさん【photo:Ryoma Kanoh hair&make:Hoshina Sumi】
タレントでスポーツ女子の坪井ミサトさん【photo:Ryoma Kanoh hair&make:Hoshina Sumi】

「ポケモンカード」「遊園地」…甘~い誘惑に負けたから今がある

 大好きな野球が見られない。Full-Countでは選手や文化人、タレントら野球を心から愛し、一日でも早い事態の収束を願う方々を取材。野球愛、原点の思い出をファンの皆さんと共感してもらう企画を用意した。題して「私が野球を好きになった日」――。第2回はモデルで野球女子の坪井ミサトさん。今、野球に携わる仕事ができるのも、小学1年生の時からやっていた少年野球があったからと感謝する。

 NPBの始球式に“登板”する機会はこれまで5度あった。見事な投球フォームから投げられたボールに驚いたファンも多いだろう。これまでもヤクルトの公認サポーターやロッテキャンプ中継のリポーターなどを務めた坪井さんは小学校1年生の時に5歳違いの兄がやっていた少年野球チームに入ったことが野球との出会いだった。

「土日と祝日はお兄ちゃんの野球の練習に家族で出かけていっていました。そこで、コーチや、同い年の子と遊んでいたので(少年野球チームは)楽しいというイメージしかなかったんです。そこで、お兄ちゃんに“誘惑”されたんです。『ポケモンのカードをあげるから、入ろうよ』と。くれるんだったら入る……という感じで、練習に参加しました」

 自宅では、少年野球のコーチだった父は、プロ野球をテレビでよく見ていた。映っていたのは巨人戦。坪井さん自身は特定の好きなチームはなかったが、隣でよく見ていた。野球を純粋に楽しむ小学生だった。

「お父さんが巨人ファンで、特に清原和博さんのファンでした。家では巨人の試合がずっと流れていましたね。阪神が勝つと、お父さんの機嫌が悪かったです……(苦笑)」

 一度だけ、野球を辞めたくなったのは、兄が中学に進学することになり、チームを引退することになった時。小学2年生になった坪井さんは、半年くらいチームから遠ざかった。

「寂しくなってしまったんですよね……。でも監督が、わざわざ家まで来てくれて、年1回の親睦会に誘っていただき、遊園地に行くということになりました。それまで休日に遊園地なんて行ったことがなかったので、うれしくて。そのために、また練習へ行こうという気持ちになりました。また誘惑されたんですよ……」

中学生まで野球に打ち込んだ「バッティングが大好きでした」

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