米メディアが痛烈批判! サイン盗みRソックスへの処分は“甘すぎ”「誰もやめない」

レッドソックスの監督を退任となったアレックス・コーラ氏【写真:Getty Images】
レッドソックスの監督を退任となったアレックス・コーラ氏【写真:Getty Images】

Rソックスへの処分内容はビデオ担当者の業務停止とドラフト2巡目指名権の剥奪

 22日(日本時間23日)に大リーグ機構が発表したレッドソックスのサイン盗み疑惑への調査結果。映像機器を使用してサイン盗みをしていたと断定し、処分を発表したものの、この処分内容を米メディアが痛烈に批判している。

 レッドソックスに課された処分は、ビデオ判定システムの担当者ワトキンス氏の今季の業務停止と同職の禁止、そして今年のドラフト2巡目指名権剥奪というもの。アレックス・コーラ前監督にはアストロズのベンチコーチ時代の処分として今季1年間の職務停止が科された。ただ、この処分に対して米メディア「CBSスポーツ」は「これでは誰もサイン盗みをやめないだろう」と指摘している。

 当時レッドソックス監督だったコーラ氏は、アストロズ時代の処分として今回1年間の職務停止処分を科されたが、レッドソックスの監督としての処分はなし。これに対して記事は「MLBの態度が随分と変わったものだ。コーラは、アストロズでサイン盗みの首謀者だった。そして、その翌年、彼が新しい球団の監督として、よく似たサイン盗みの陰謀について、全く知らなかったというのか。ただの偶然だということなのか。コーラは、無実の傍観者で、たまたま、そこに居合わせたということか」と猛批判した。

 アストロズのAJ・ヒンチ監督はサイン盗みを止められなかったという理由だけで職務停止処分となった。その一方で「コーラはアストロズのサイン盗みのに積極的に加担したが、ボストンのサイン盗みには参加していないという理由で、1年の処分しか受けていないというのは、矛盾しているのではないか」と記事では、コーラ監督への処分の軽さを指摘している。

 また、記事ではマンフレッドコミッショナーにも矛先を向け「マンフレッドの調査結果のタイミングも素晴らしい。木曜日のNFLのドラフトのためにこのニュースはすぐに注目されなくなるだろう」と皮肉たっぷりに批判。あまりの処分の軽さに「このような処分では、今後のサイン盗みの予防には十分ではない。サイン盗みをして、ワールドシリーズ制覇が出来るかもしれない、そして、最悪のシナリオは、それがバレた時にドラフトの指名権を失って、新しい監督を探すだけか? それでは、誰もこれ(サイン盗み)をやめないだろう」と痛烈に批判していた。

(Full-Count編集部)

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