西武は1番外崎、2番森が“最強”!? セイバー目線で12球団の打順を考察
1番にはチーム4位のOPSを誇る外崎修汰を推す
12球団でも“最強”といえる西武打線。秋山翔吾が抜けたとはいえ、その破壊力は抜群だ。では、セイバーメトリクスの視点で見ると打順にはどんな変化が出るだろうか。
西武の“最強打者”といえば、山川穂高と森友哉の2人だろう。山川は2年連続で本塁打王に輝き、名実共にパ・リーグ屈指の大砲となり、森は昨季、リーグ首位打者に輝いた。山川のOPSは.912、森は山川を上回る.959の数字を残している。この2人が打線の中心の2番と4番に座る据える。
この2人に続くのは中村剛也だが、さすがに中村の1番起用は現実的ではない。そこで浮上するのが外崎修汰だ。外崎は出塁率.353とまずまず高く、OPSも森、山川、中村に次ぐ。外崎を1番に起用しても面白いのではないか。
中村を森と山川の間の3番に据え、5番にはベテランの栗山巧を置く。栗山は昨季打率.252ながら出塁率.333を記録していた。本来であれば1番、2番に並ぶ金子侑司と源田壮亮の2人だが、共に出塁率.324、OPSも.600台でセイバー指標でいえば、1、2番に置くには物足りないか。
源田は6番、金子侑は8番とし、新助っ人のスパンジェンバーグを7番に。スパンジェンバーグはMLBでも決して打力のある選手ではなく、ここ2年はOPS.650前後だ。9番にはOPS.613の木村文紀とした。球界屈指の強打者が立て続けに現れるこの打線。ファンはどのように考えるだろうか。