DeNAは1番梶谷、2番ソトが“最強”? セイバー目線で12球団の打順を考察

オープン戦で打ちまくった新助っ人オースティンは4番に

 昨季は2位に食い込んだDeNAだが、オフに主砲の筒香嘉智外野手がレイズへ移籍。打線の核が流出して迎える2020年のシーズンとなるだけに、どう打線を組むかは重要になりそう。だた、セイバーメトリクスの目線で見ても、想定される打線とさほど大差はない。

 DeNAにおける最強の打者と言えば、2年連続で本塁打王に輝いているネフタリ・ソト内野手。2年連続で40本塁打以上を放ち、2年連続で本塁打王、昨季は打点王と合わせて2冠に輝いた。2018年のOPSは1.008、少し落ちた昨季も.902を記録している。まずはソトを打線の核となる2番に置きたい。

 次に考えたいのは、新助っ人のオースティンと、1番をどうするか。オースティンはオープン戦で打率.343、出塁率.439、OPS1.296と打ちまくった。シーズンでどれだけの働きをするかは未知数だが、期待を込めて4番に据える。1番にはベテランの梶谷を推す。昨季は110打席ながらOPS.760はチーム4位。故障が多いが、これまでもOPS.800前後を残してきているだけに、普通にプレーできるのであれば1番に置きたい。

 筒香を除けば、ソトに続くOPS上位は宮崎敏郎内野手と佐野恵太外野手。宮崎は出塁率.334、OPS.777、佐野は215打席と少ないが、出塁率.344、OPS.764となっている。ラミレス監督は佐野を4番で起用することを明言しているが、佐野をソトとオースティンで挟み、宮崎を5番に置いてみるのも一手だ。

 6番以降は想定される通りにホセ・ロペス、伊藤光、大和の並び。ベテランのロペスは2018年まで毎年.800以上のOPSを記録していたが、昨季は.756。年齢的な衰えがあるのかもしれない。伊藤は打率こそ.254だが、出塁率は.352と、実は昨季も筒香に次ぐ出塁率を誇った。これを考えると、7番より上位に置いてもいいかもしれない。

 兎にも角にもソト、オースティンの助っ人2人の働きが大きな鍵を握りそうな今季のDeNA。果たしてこのオーダー、ファンの人たちはどう考えるだろうか。

【表】クリーンアップに大きな違いが!? DeNAの今季予想オーダーとセイバー目線で組んだオーダーを比較

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