今オフFAの田中将大、地元紙は契約延長を熱望「最後にならないことを望んでいる」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

肘の怪我から復活した順応性、プレーオフに強い点を高く評価

 新型コロナウイルス感染拡大で開幕の見通しが立たないMLB。その今季が契約最終年で、オフにはFAとなるヤンキース田中将大投手の去就が注目を集めている。ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」では「マサヒロ・タナカのヤンキースでの残りの時間がわずかになってきた」との見出しで再契約の可能性について報じている。

 田中にとっては今季が7年契約の最終年。ヤンキースには他にもジェームズ・パクストン、JA・ハップら今オフにFAとなる選手がおり、球団がどの選手に再契約を求めるかにも注目が高まっている。記事では「新型コロナウイルスの影響でのシャットダウンの前、3月8日の日曜日に彼が3.2イニングを無失点に抑えたのが、ヤンキースファンが彼の姿を見た最後である。これがヤンキースのユニホームを来ているタナカを見る最後になるのか? そうならないことを望んでいる」と早期のシーズン開幕に加えて田中の残留を望んでいる。

 記事では田中が肘の靭帯部分断裂を負いながら、トミー・ジョン手術ではなく、保存療法を選んだことに触れ「彼は投手として進化している。彼の右肘に問題が生じた時、彼はそれでも打者をアウトに打ち取る方法を見つけた」と評価。故障を乗り越えて6年連続で2桁勝利を続けているその働きぶりを称えている。

 さらに、ヤンキースが10年以上ワールドシリーズ制覇を果たしていないことを引き合いに「タナカは、その(リハビリ)後、支配的な投球をした期間はなかったものの、代わりに『大きな試合に強い投手』という評価を勝ち取った。彼は、ここ数年、ヤンキースファンが、プレーオフで最も信頼する投手になった」とプレーオフに強い田中に対して、2~3年の契約をオファーする可能性は大いにあると見ている。

(Full-Count編集部)

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