坂本勇人は張本勲の通算3085安打を超えられるか NPB記録達成は2027年?

定位置を確保した2年目以降は年平均157安打を積み重ねている坂本

 2年目の2008年にレギュラーに定着し、今季がプロ14年目。遊撃手という肉体的な負担が大きいポジションでありながら、シーズンを棒に振るような大きな怪我なく、試合に出続けており、12年間で1670試合に出場。7254打席に立ち6440打数1884安打、通算打率は.293となっている。

 定位置を奪って以降の12年間で年平均157安打を積み重ねてきている坂本。張本氏の3085安打までは残り1201安打だ。これまでのペースと同じ157安打ペースで打ち続ければ、7年後の2027年途中に3085安打を超えることになる。今季の試合数削減がどう影響するかは分からないが、この2027年は坂本が38歳で迎えるシーズンとなる。

 遊撃手というポジション柄、38歳までその位置を守り続けることは難しいかもしれない。ただ、負担の少ない位置に移しつつ、プレーを続ければ、十分に射程圏にあると言えるだろう。

 張本氏が史上ただ1人の3000安打の大台に到達したのが1980年、40歳となったシーズンだった。翌1981年に41歳で現役を引退している。坂本はたとえ安打のペースが少しばかり鈍ったとしても、張本氏が3000安打に到達した40歳で迎える2029年シーズンには頂きに手が届くだろう。

(Full-Count編集部)

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