球界に広がる支援の輪 一体選手たちは寄付するマスクをどう入手しているのか?

個々の繋がりを駆使して海外からマスクを入手する選手もいる

「我々の球団には試合開催のために備蓄されていたマスクがありました。徐々にマスクが流通し出し、不足する心配がなくなってきました。そこで選手がこの備蓄していたマスクを買い取り寄付に繋げました。また、団体などが備蓄していたマスクを選手が買い取って寄付することもあります」

「マスクは全くどこにも無いわけではありません。インターネット上で販売されていたりするように、高い値段でも売っているものはあります。医療の現場に届くようにと、こうした高騰したマスクでも購入して寄付することもあります」

 例えば、マスクが流通し始めたことによって、寄付に回せるようになった備蓄用マスクを選手らが買い取ったり、増産されているものの、まだまだ高額過ぎて市場に出回りづらくなっているマスクを敢えて購入して寄付しているケースもある。選手によっては個人的な繋がりを活用して海外製のマスクを手に入れて寄付につなげる選手もいるようだ。

 入手経路は十人十色だ。ただ、選手たちは自分たちプロ野球選手は今、何ができるのかと考えての行動をとっている。見えない入手経路に疑問を唱えるのではなく、こうした善意には心からの感謝と賛辞を贈りたい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY