鷹2年目の野村、自主練習期間で進化 筋力アップで「下半身の安定増した」

自主練習で汗を流すソフトバンク・野村大樹【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
自主練習で汗を流すソフトバンク・野村大樹【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

「今はいい状態にもってきている。最高のパフォーマンスができるように」

 ソフトバンクの野村大樹内野手が筑後のファーム施設で自主練習を行い、練習後にオンライン会見で取材に応じた。開催が危ぶまれている夏の甲子園について、複雑な心境を吐露した。

 野村は1年目の昨季終盤に1軍に昇格。プロ初出場を果たすとともに、初打席で初ヒットを記録した。2年目のシーズンに臨んでいたが、コロナ禍の中、筑後の選手寮で長い自粛生活を強いられている。自室では「小説や自伝を読んだり、アクション系の映画を見て過ごしています」という。この日の練習からユニフォーム着用が解禁となり「身が引き締まる思いでした」と話した。

 筑後の恵まれた練習環境に「今まではグラウンドを使うのは当たり前だと思っていましたが、今はありがたさを感じて、今まで以上に感謝の気持ちをもってやっています。下半身のウエイトに重きを置いてやっているので、バッティングや守備でも下半身の安定性が増しました」と前を向く。6月中旬から下旬にかけての開幕が見えつつあることで「今はいい状態にもってきている。最高のパフォーマンスができるように」とはやる気持ちを口にした。

 また、開催が不透明な甲子園については「自分もずっと甲子園を目指してやってきたので……」と複雑な思いを口にしながらも「まだ中止が決まったわけじゃないけど、甲子園だけがすべてじゃない。与えられた中で工夫しながら野球を続けほしい」と球児たちにエールを送った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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