「滅多に見かけないタイプ」 西武ドラ7上間に担当スカウトが送った“手紙”

西武にドラフト7位で入団した上間永遠【写真:安藤かなみ】
西武にドラフト7位で入団した上間永遠【写真:安藤かなみ】

鈴木スカウトから助言も「どちらかというとマイペースで自主的な練習が少ない」

 西武は「プロ野球1年生のきみへ」と題して育成アマチュア担当スカウトから新人選手への手紙を公開している。21日は独立リーグ・信越担当の鈴木敬洋スカウトがドラフト7位の上間永遠投手に送った手紙だ。

上間永遠くんへ

“有望株が入ってきたぞ!”と早い段階から噂を聞いていて、とても気になっていた存在だったね。

 徳島インディゴソックス入団1年目の4月からしっかりローテーション入りしていたし、マウンドでの物怖じしない太々しい態度はとても高卒1年目とは思えなかったよ。

 インコースも強気でいくし、打たれても平気な顔をしていて、滅多に見かけないタイプだから大したもんだなと感じたよ。

 その時点でプロとの試合で十分に抑えられるものを持っていたし、投げ幅が広いからウエイトトレーニングで体が大きくなれば、さらにスピードが必ず上がってくるなと期待が持てたね。

 どの球種でもストライクをとれるし、コントロールも良くて、指先まで感覚を持っているから頼もしいよ。

 ただひとつ。どちらかというとマイペースで自主的な練習が少ない。キツイ練習には最後までついていく強い心はあるんだから、それがこれからは自主的にできるようになれば“はなまる”をあげたいね。

 最後に。独立リーグでプレーをしてきてNPBに入ったこと、その感謝を忘れずにがむしゃらに泥臭く野球をして欲しい。そして独立リーグからプロを目指す後輩たちのためにも全力で野球に向き合ってほしいと思っています。

埼玉西武ライオンズ育成アマチュア担当・鈴木敬洋(8年目、担当地区:独立リーグ・信越、主な担当選手:2018年伊藤翔投手)

(Full-Count編集部)

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