元西武助っ人が衝撃受けた“松坂フィーバー” 「マツザカ以上に愛された選手いない」

西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】
西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】

メジャー通算打率.300の実績を引っさげ2000年に西武でプレーしたレジー・ジェファーソン氏

 メジャー通算打率.300の実績を引っさげ2000年に西武でプレーしたレジー・ジェファーソン氏。日本球界の移籍を選び失敗した苦い過去、同僚だった松坂大輔投手の絶大な人気ぶりなどを米メディア「ファングラフス」に語っている。

 ジェファーソン氏はレッドソックス、インディアンスなどで通算680試合に出場し打率.300、72本塁打、300打点の実績を引っさげ2000年に西武に移籍。当初は4番として起用されたが日本の野球に対応できず89試合に出場し打率.260、10本塁打48打点の成績でシーズン途中で自ら球団を去り同年限りで現役を引退した。

 記事では1999年にFAとなりメジャー球団と招待選手として契約できる可能性があったがジェファーソン氏は「西武ライオンズが100万ドル(約1億円)以上の金額でオファーしてくれた。30歳を超えていたし家族のことを考えて、その保証されたお金を取ることにした」と語り、好待遇を選んだことを明かしている。

 だが、西武時代は思った程、結果を出すことができず、ある試合で途中交代されたことを不服とし2軍落ちを経験。シーズン途中の9月に帰国し退団することになり「“お金のためだけに何かをしないように”と昔から言うけど本当にその通りだった。だけど、やって良かったと思っている。いい経験が出来た」と、日本でのプレーを人生の教訓としているようだ。

 また、当時高卒2年目だった松坂大輔投手の人気ぶりには衝撃を受けたようで「マツザカ以上にファンに愛されていた選手とこれまでプレーしたことはないよ。ほとんど喜劇のようだった。ホテルを出るとき、すごく多くの若い女の子たちが、彼の名前を叫んでいたんだ。彼は、身動きが取れなかったよ。僕はケン・グリフィーJr.、ロジャー・クレメンス、ルーキーの時のノマー・ガルシアパーラとプレーしたけど、あんなのは見たことなかった」と、“大輔フィーバー”を振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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