【球界名場面】打者と捕手も幻惑させる珍事? 楽天右腕の140キロ“背負い投げ”投法

楽天・福山博之【写真:荒川祐史】
楽天・福山博之【写真:荒川祐史】

投球の際に足がもつれた福山はマウンド上で前方へ一回転宙返りをきめた

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっているプロ野球だが、6月中の開幕に向け動き出している。選手、ファンにとってはもう少しの辛抱が続くが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り、少しばかり気を晴らしてみてはいかがだろう。ここでは「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeで公開されている動画の中から、特に印象的な名場面を振り返ってみたい。

 打者を幻惑させる“一回転投法”が起きたのは2015年4月19日、楽天対日本ハムの一戦。マウンドに上がった楽天・福山は9回2死走者なしの場面で岡と対戦。カウント1-1から渾身の1球を投げ込んだが、足がもつれたのか前方へ一回転。柔道さながらの受け身をとりつつ、低めに決まる140キロのボールで空振りを奪った。

 起き上がり何度か足でマウンドをならすも、特に気にした素振りもない福山。女房役の嶋も苦笑いを浮かべるしかなった。

 突然の変則回転投法に、ファンからは「身体全体使って投げろってこういう事ね」、「これは自分が沈み込むことによって相対的に球がホップしているように見せる高等テクニック」、「ドカベン影丸の背負い投げ投法」、「これが本当のトルネード投法ってか」と驚きの声が上がった。

【動画】投げた直後に一回転… 140キロをマークした楽天福山の背負い投げ投法

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