元阪神・ドリス&元日ハム・マーティンは「最高の秘密兵器」 米メディア期待

ブレーブスのクリス・マーティン(左)とブルージェイズのラファエル・ドリス【写真:Getty Images】
ブレーブスのクリス・マーティン(左)とブルージェイズのラファエル・ドリス【写真:Getty Images】

米ブリーチャー・レポートは「各球団ロースターの最高の秘密兵器」を特集した

 大リーグ機構は7月4日の独立記念日前後の開幕を目指す今季開催案を選手会へ提出。年俸に応じて給与の削減額を決める新たな年俸削減案などで両者の協議は難航しているが、徐々に新シーズンの足音が近づきつつある。米メディア「ブリーチャー・レポート」は各球団の大きな戦力となりそうな選手たちに注目。「各球団ロースターの最高の秘密兵器」をピックアップした。

 ブリチャー・レポートは「2020年のシーズンに大きく飛躍する可能性がある選手たちだ」として注目選手を挙げた。ブレーブスで選ばれたのは元日本ハムのクリス・マーティン投手だった。日本ハム時代の2016年にチームの日本一に貢献し、2018年レンジャーズでメジャー復帰。2018年は46試合登板し、2019年途中からブレーブスへ移籍。ブレーブスでは20試合登板、防御率4.08だったが、昨季は2球団で計58試合登板し、防御率3.40をマークした。

 昨オフにFAとなったが、ブレーブスと2年総額1400万ドル(約15億1000万円)で再契約。同メディアは「アトランタで2度目のチャンスを与えられた。ブレーブスはマーティンの制球力を高く評価している。K/BB(奪三振数÷与四球数)13.0は、2019年に50試合以上に登板した投手の中で他を大きく引き離してトップである」と伝えた。通算194セーブのマーク・メランソン、昨季ジャイアンツで34セーブを挙げたウィル・スミスと共に勝利の方程式入りを期待した。

 また、ブルージェイズでは元阪神のラファエル・ドリス投手が挙がった。阪神2年目の2017年から3年連続で50登板以上を記録した右腕については、過去3年間で計175イニングで195奪三振、防御率2.67だったことを紹介。「ドリスは90マイル(約153キロ)半ばの速球に(日本で)新しく得たスプリットを組み合わせて成功した。この組み合わせがメジャーでも通用すれば、近い将来、8回の投球は彼に任されることになるだろう」と期待した。

 ブルワーズでは韓国ロッテ、斗山などでプレーしたジョシュ・リンドブロム投手が挙げられた。かつてアジアを舞台に活躍した選手たちは、メジャーでも活躍することが期待されている。

(Full-Count編集部)

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