鷹・工藤監督、エース千賀の1軍復帰に慎重「中途半端に上げるのではなく…」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

千賀が7日の2軍練習試合で実戦復帰した「自信を持ってマウンドに上がることが大事」

 ソフトバンクは8日、9日からの本拠地での練習試合に備え、PayPayドームで投手練習を行った。練習後に工藤公康監督がオンライン会見に対応した。

 関西での練習試合6試合を終え、福岡に戻った工藤監督は「紅白戦よりも集中力を高めて自分の役割を自覚してやってくれている」と、練習試合での選手たちの動きを評価。特に猛アピールが続く栗原陵矢について「結果を出している以上は、それに応えてあげないといけない」と語った。

 開幕ローテ6人については「3人には伝えていますが、残り3人はこれから。明日明後日くらいには伝えたい」という。同一カード6連戦が続く異例の日程だが、「火曜日と金曜日を大事にするということには変わりはない」と語り、カード頭の火曜日とカード後半頭の金曜日に柱となる投手を据えることを示唆した。

 昨年まではカード3連戦で常に勝ち越しを狙うことで貯金を積み上げてきたが、カードが6連戦となることに関して、指揮官は「今までにないケースなので正直やってみないとわからない」と話すにとどめた。

 また7日の2軍戦(対オリックス)で今年初の実戦登板を果たし、先発で30球を投げた千賀滉大については「まだ本人とは話はしていませんが、短いイニングでしたし、今日の疲労の出方もあるので……」と多くは語らず。1軍の復帰については「中途半端に上げるのではなく、本人が『これで大丈夫』という形を作ってから。自分が自信を持ってマウンドに上がることが大事ですから」と、復帰のシナリオを慎重に進めていくことを明かした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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