ホークス、今季序盤の投手起用は早めの継投策も 森山投手C「こういう事態なので」

ソフトバンク・尾形崇斗【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・尾形崇斗【写真:藤浦一都】

思い切った若手起用、早めの継投策も

 ソフトバンクは15日、PayPayドームで先発投手練習を行った。2日前に登板した和田毅投手を除く、5人の開幕投手(東浜巨、二保旭、マット・ムーア、リック・バンデンハーク、石川柊太)が参加した。練習後、今年からソフトバンクに加入した森山良二1軍投手コーチが報道陣の取材に応じた。

 練習で東浜のキャッチボール相手を務めた森山コーチは、12日に打球を受けた東浜の左脚について「大丈夫でしょう。明日以降は全体練習でチームプレーも見れますし、明後日にはブルペンにも入りますから」と、問題がないことを明言。

 先発ローテ6人は、ここまで100球を投げられていない状況での開幕となるが、シーズンに入ってからの球数について「目処になる数字はあると思いますが、監督の判断で球威が落ちたり高めに抜けてきたら、最初の何回かは4回か5回で代わる可能性はあります」と語った。

 また、「僕としては先発が6回、7回まで投げてもらうのが希望ですが、今回はこういう事態なので早い回で中継ぎか第2先発に代わることもあります。そこはゲームの流れとか点数とか相手の打者によって早めにつぎ込まないと、と思っています」と、いずれにしても頭の数カードは早めの継投策に出る可能性が高いことを示唆した。

 勝ちパターンの投手はある程度固めているとしたうえで「後ろの3人は固定していきたいですが、3連投や4連投は避けたいので、そこは監督と相談しながら。泉(圭輔)や津森(宥紀)もいい感じで放れているので、そこは柔軟に考えていきましょう」と、思い切った若手の起用もあり得るとした。

 その中で、3月に支配下に上がった尾形崇斗について「去年も奪三振率高かったし、球持ちもいいし、球も強い。いろいろと課題はあるんですけど、スライダーでストライクが取れたり、フォークが落ちるようになると十分に1軍の戦力になると思います」と高評価。

「最初はビハインドの場面が多くなると思うけど、将来的に頭(先発)で投げるのか中で投げるのか方向性は決まっていませんが、色々な経験を積ませたいと思いますし、それくらいの価値がある選手だと思っています」と、大きな期待を寄せていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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