楽天オコエ、自身の過去の経験を明かす 「おんなじ境遇の人、少しでも励みになれば」

楽天・オコエ瑠偉【写真:荒川祐史】
楽天・オコエ瑠偉【写真:荒川祐史】

「誰も責める気はない。文句を言う気もない」

 楽天のオコエ瑠偉外野手が15日、ツイッターを更新し、自身の過去の経験を明かした。

 オコエは自身のツイッター上で3枚の文言を公開。まず「誰も責める気はない。文句を言う気もない」と綴り「おんなじ境遇の人、またその両親の少しでも励みになればと思い、炎上覚悟で投稿します。まず最初に言いたいことが、これが差別だとかどうとかそんなのは本当にどうでもいい話」と、自身の過去を赤裸々に明かした。(一部抜粋)

 保育園時代、先生が醜いアヒルの子の絵本を呼んだ際に周りの子からジロジロ見ながら笑われ「俺が周りとは違うと初めて認識された出来事だった」と綴り、親の似顔絵を描く授業では「先生は言った。親の顔は肌色で塗りましょう。でも、俺はその時の反抗心からか涙ながら、茶色のクレヨンをとり親の顔をかいた。出来上がった後はもちろん皆に笑われた」と明かしている。

 その後も小学時代に先輩たちからは肌の色で笑われ、喧嘩を売られ、少年野球では相手チームから外人、黒人と呼ばれるなど自身の過去を綴った。

 現在でもSNSなどでコメントを送ってくる人もいるようで「本当に心が無くなる瞬間。これがもう自分が無敵になったような気がする。でも、今考えてみるとただ単に心をシャットダウンして、他人に対して何の感情も沸かなくなるだけだった。心が無くなるのは本当に怖い」と胸の内を綴った。

 それでも、多くの経験をしたことで「悔いないように生きようと思うし、良くも悪くも今となってはちょっとやそっとのことじゃ動じなくなった」と、綴っている。

 最後は「今後、自分の子供ができて同じ経験をさせないようにはどうすればいいのだろう。と考えている人。そういう人たちの共感につながればいいな」と締めくくっている。

(Full-Count編集部)

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