鷹・杉山、150キロ超え連発に手応えも痛感した1軍との差 「きれいに運ばれました」

ソフトバンク・杉山一樹【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・杉山一樹【写真:藤浦一都】

工藤監督「変化球でストライクを」

 ソフトバンクは16日にPayPayドームで全体練習、開幕に向けた調整を行った。シート打撃では2軍から大竹耕太郎投手と杉山一樹投手の2人が召集。2年目の杉山は150キロを超える力強いストレートを次々と投げ込んだ。

 ルーキーイヤーの昨季は、キャンプ中の右足の故障で出遅れるとその後も右肩の違和感を訴え、1軍登板はシーズン終盤の2試合に終わった。オフには千賀滉大らとともに「鴻江スポーツアカデミー」の鴻江寿治氏が行う鴻江塾に参加。千賀も杉山の計り知れないポテンシャルを絶賛した。

 今季は2軍での調整が続いていたが、16日の1軍シート打撃に大竹とともに“助っ人”として登板し、150キロ超えのストレートで猛アピール。しかし、1アウト三塁というケースが続いた主軸相手の投球では、柳田悠岐に左中間ツーベース、バレンティンには犠飛、長谷川勇也にはレフトオーバーなど、ことごとく外野エリアに弾き返された。

「ファームとの差をすごく感じました。柳田さんには2球空振りして有利な立場になったのにきれいに運ばれました。長谷川さんには左打者のアウトコースに強めに投げたんですけど、ファームで運ばれたことがないのにフェンス直撃されたのはすごく差を感じました」と杉山。

 それでも序盤は「まっすぐでフライや空振りが取れた」と収穫も得たという。ファームとの差を埋めるうえでの課題は変化球だ。「変化球がないとまっすぐ1本に絞られて打たれてしまう。打者に(考える)選択肢を増やすというのが課題だと思います」と自己分析。

 工藤公康監督も「ストレートにすごい力がある投手。ストレートだけを見れば十分に1軍で通用すると思いますが、変化球がストライクが入らないと(ストレートを)狙い打ちされる。パ・リーグには力のある打者が多いので、変化球でストライクを取る練習をしてもらえればと思います。ボール1個1個を見たら、素晴らしい球を投げているので先が楽しみだなと思っています」と、杉山自身が課題に挙げた変化球の制球力を指摘する。

 今は千賀も2軍にいることから、日頃からファームと1軍のプレー以外の差や気持ちの持ちよう、先を見据えた行動などについてアドバイスを受けているという杉山。エースの教えが実を結ぶ日は決して遠くはないだろう。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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