西武ニール、6回1安打無失点で勝利 お約束の日本語で「あざ~す!」「がんばります」

6回無失点の好投で今季初勝利を挙げた西武のザック・ニール【写真:荒川祐史】
6回無失点の好投で今季初勝利を挙げた西武のザック・ニール【写真:荒川祐史】

無観客のスタンドに「ここは静か過ぎて、何を言ったらいいか…」と苦笑

■西武 3-0 日本ハム(19日・メットライフ)

 来日2年目の西武のザック・ニール投手が19日、本拠地メットライフドームで行われた日本ハム戦で初の開幕投手を務め、6回無失点の好投で今季初勝利を挙げた。3四球1死球とやや制球を乱したものの、許した安打は2回の中田の左翼線二塁打1本だけだった。

 ヒーローインタビューの冒頭は、昨季からのお約束通り日本語で「あざ~す!」。続けて「本来ならファンの皆様に球場に来ていただきたいが、特別な勝利をもたらすことができた」と満足気に語った。

 昨季11連勝を含む12勝1敗と活躍した右腕は、開幕前最後の登板だった12日のロッテとの練習試合で5回8安打6失点と炎上し不安を残したが、見事に払拭し好スタートを切った。

 インタビューの最後にテレビなどの前のファンへメッセージを求められると、無観客のスタンドを見回し「ここは静か過ぎて、何を言ったらいいかわからないが…」と苦笑した挙句、「またファンの方々に声援を送っていただけるようになるまで、しっかりがんばっていきたい」と語り、やはり日本語で「がんばります」と締めた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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