阪神藤川は「再び一流の救援投手に」 燕青木、巨人岩隈ら米メディア注目【セ編】

阪神・藤川球児【写真:荒川祐史】
阪神・藤川球児【写真:荒川祐史】

米トレード・ルーマーズはセ・リーグに所属する元メジャーリーガーを紹介した

 新型コロナウイルスの影響で延期となっていたプロ野球は19日、3か月遅れで開幕を迎えた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「NPBでプレーする元MLB選手たち」として、かつてメジャーリーグで活躍した選手たちにスポットを当て、注目選手を紹介した。セ・リーグでは巨人の岩隈久志投手、阪神の藤川球児投手、ヤクルトの青木宣親外野手ら幅広くピックアップされている。

 巨人の岩隈久志投手はマリナーズ時代の2013年に14勝、防御率2.66を記録。サイ・ヤング賞争いでは3位に入るなどメジャー通算63勝を挙げた。同メディアは「恐らくこのリストの中で最も有名な選手である」と紹介。しかし、2019年の日本球界復帰後は右肩のリハビリなどで1軍登板なしに終わっていることを伝え、「2020年にもう一度復帰を目指すことになる」と現状を伝えた。

 阪神の藤川球児投手は2013、14年はカブス、2015年はレンジャーズでプレー。3シーズンで29試合登板し、2016年から阪神に復帰した。阪神復帰後は4年連続で40試合以上に登板し、昨季は防御率1.77。「彼は古巣でプレーし、一流の救援投手としての地位を再び獲得した」と紹介された。

 ヤクルトの青木宣親外野手はヤクルト復帰2年目の昨季は打率.297、16本塁打、58打点を記録。「生産性のある打者」と称えられた。メジャーではブルワーズ、ロイヤルズ、ジャイアンツ、マリナーズ、アストロズ、ブルージェイズ、メッツと7球団を渡り歩き、通算6年間で774安打をマーク。「MLB時代よりもパワーを見せているが、メジャー6年間での成績も実に素晴らしいものがあった」と米球界での活躍も称賛された。

 注目の新外国人選手では阪神のジャスティン・ボーア内野手が「NPB1年目ではあるが、彼のパワーは通用するはずである」と、活躍に太鼓判を押された。ヤクルトのアルシデス・エスコバー内野手については「打撃が劇的に衰えた」としたものの、ロイヤルズ時代の2015年にオールスター戦に選出され、ゴールドグラブ賞を受賞。さらにはワールドシリーズ制覇に貢献したことを伝えている。

(Full-Count編集部)

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