イチロー氏の“相棒”が米野球殿堂博物館に出展 MLB公式も絶賛「絶対見るべき」

現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】
現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】

各球団から9つの品々が出展される特別展示「スターティング・ナイン」

 MLBの歴史を彩った珠玉の品々が集まる米野球殿堂博物館。2020年夏から年末にかけては特別展示「スターティング・ナイン」が催され、各球団から9つの品々がテーマに分けて展示される。MLB公式では「絶対見るべき一品」として、この特別展を紹介。マリナーズからはイチロー氏のゆかりの品が2点出展される。

 野球界の伝説的な選手、瞬間、勝利などのストーリーにまつわる、4万点以上のコレクションが収められている野球殿堂博物館。記事では「ここを既に訪れたことがある人も、まだない人も、美しいクーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂博物館を訪れるべき素晴らしい理由がまた1つ増えた」とし、特別展示「スターティング・ナイン」を伝えている。

 9つの品のうち、マリナーズからはイチロー氏のバットとユニホームが出展。バットについては「多くの人は、2001年にイチローが日本からマリナーズに来た時、MLBに順応できるか疑問を抱いた。イチローは、アメリカの投手に順応できただけではない。かなりの頻度で、彼らを圧倒した。イチローはこのバットを2004年に使用して、262安打を打ち、打率.372の記録を達成した」と紹介した。

 また、ユニホームについては「イチローはこのユニホームを2009年9月13日に着用した。彼が、このシーズンに200本目のヒットを打った日だ。10年連続200安打を打った9年目である。イチローはこの年、225安打、打率.352だったが、打率は彼のキャリアで2番目に良いものであった」と伝えている。

 この他、ケン・グリフィーJr.の8試合連続ホームランの間に使用されたバット、フェリックス・ヘルナンデスの完全試合の時に着たユニホームなどが選出されたマリナーズの「スターティング・ナイン」。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉館中となっているが、ウイルスの猛威が去ったときには、多くの人々の目に触れることだろう。

(Full-Count編集部)

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