NYスポーツ界最悪のFAは? 6位に日本人左腕、1位はヤ軍年俸28億円“不良債権男”

ヤンキースでプレーしたジャコビー・エルズベリー(左)と井川慶【写真:Getty Images】
ヤンキースでプレーしたジャコビー・エルズベリー(左)と井川慶【写真:Getty Images】

ヤンキースが1年契約を残して契約を解除したジャコビー・エルズベリー外野手

 日本、韓国、台湾のプロ野球が開幕し、残すはメジャーリーグの開幕を待つのみとなった。そんな中、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」はニューヨークのスポーツ界FAワースト15を特集。不名誉ランキング1位に名前が挙がったのはヤンキースのジャコビー・エルズベリー外野手だった。

 野球以外のスポーツを含めニューヨークのワーストFAに選出されたのは、辛辣なNYメディアから度々酷評されてきた“不良債権男”だった。

 エルズベリーは2013年オフにFAでレッドソックスからヤンキースに加入。7年総額1億5300万ドル(約167億2800万円)の超大型契約を結んだ。だが移籍初年度の2014年に149試合出場で打率.271、16本塁打、39盗塁を残したのが最高成績となり、その後は下降線をたどり18、19年は1度も出場機会がなく球団は昨年オフに契約を1年残して契約解除した。

 記事では7年総額1億5300万ドル(約167億2800万円)の超大型契約が「それは、(ヤンキースに限らずすべての)チームにしてみれば2度と結びたくないと思うような失敗だということだ」と酷評。契約を1年残してヤンキースが解除したことに「球団を悩ませる存在で居続けるよりかは(契約最終年の年俸)2600万ドル(約28億3400万円)を払ったほうがまだマシだと思ったようである」と指摘している。

 また、6位にランクインしたのは阪神、オリックスでもプレーした井川慶氏。

 井川は2006年12月に2600万ドル(約29億5300万円)のポスティング費に加え、5年2000万ドル(約22億7000万円)+出来高の契約を結び、阪神からヤンキースに移籍。だが、2年間で16試合に登板し2勝4敗、防御率6.66という成績に終わり、残りの3年間はメジャー登板がなかった。

 井川氏は2015年オフにオリックスを戦力外となりその後は独立リーグの兵庫ブルーサンダースでプレー。現在も引退を表明しておらず、トレーニングを続けている。

(Full-Count編集部)

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