開幕4試合で1勝3敗… 鷹のスタートダッシュ失敗は投打両面の「四球禍」に原因?

3四球を与えたソフトバンクのマット・ムーア【写真:荒川祐史】
3四球を与えたソフトバンクのマット・ムーア【写真:荒川祐史】

開幕4試合で12球団でワーストの28四球を出しているソフトバンク投手陣

 エンジンがなかなかかからない。3年ぶりのリーグ優勝、4年連続の日本一を目指すソフトバンクだ。開幕戦にサヨナラ勝ちをしたものの、そこからロッテに連敗し開幕カードに負け越し。さらに23日の西武戦では投手陣が11失点を喫して大敗し、1勝3敗はオリックスと並びパ・リーグ最下位となっている。

 まだシーズンも始まったばかり。4試合しか経っておらず、何かを語るには時期尚早ではある。ただ、ここまでの4試合で気がかりなのが、異常なほどの四球数の多さだ。

 ソフトバンクの投手陣はここまでの4試合で計20失点(23日だけで11失点)を喫し、防御率4.50は12球団ワーストとなっている。被安打32はリーグワーストではあるものの、12球団で見れば、DeNAや中日、ヤクルトよりも少ない。にも関わらず、これだけ失点が多くなっているのは四球の多さが関係しているのは間違いないだろう。

 この4試合でソフトバンク投手陣が与えた四球は28個。申告敬遠、死球を含めれば、すでに30個もの四死球を与えている。被安打は32本。四死球も安打と同じだと考えれば、すでに62本もの安打を浴びていることになる。

 開幕のロッテ戦は勝利こそしたものの、5つの四球を与えた。9回に森が同点とされた際には四球が絡んでいる。第2戦では計8四球。2番手の松本が4つの四球を出して勝ち越しを許し、3戦目は二保の頭部死球、危険球退場の直後にドラフト3位ルーキー津森が満塁本塁打を被弾した。

一方の打線はリーグで最も少ない13四球にとどまっている

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY