楽天涌井「“初”の方が大事やろ」 移籍後初勝利も記念球はプロ初セーブ右腕へ

楽天・涌井秀章(左)と森原康平【写真:荒川祐史】
楽天・涌井秀章(左)と森原康平【写真:荒川祐史】

楽天4年目の森原はプロ初セーブをマーク「わくさんがボールくれました」

 楽天・涌井秀章投手の粋な計らいが話題となっている。24日の日本ハム戦(楽天生命パーク)で移籍後初登板初先発し、7回4安打2失点。昨年12月に金銭トレードでロッテから移籍した右腕が初勝利を飾った。

 ヒーローインタビューに呼ばれる活躍だったが、記念のウイニングボールは9回に3番手としてプロ初セーブを挙げたプロ4年目の森原康平投手へ渡したようだ。森原が24日にツイッターでこう明かしている。

「試合直後に涌井さんに渡したはずのボールが、ケア受けてロッカーに戻ったら、椅子にボールが置いてありました! わくさんが『“初“の方が大事やろ!』ってボールくれました わくさんありがとうございます ナイスピッチングです」

 涌井も移籍後“初”勝利だったが、後輩右腕の初セーブを優先。森原のツイッターには、ファンからは「初セーブおめでとうございます! 涌井さんかっこいい」「涌井投手、粋ですなぁ」「いい話! きっといつか森原投手が後輩に同じようなことしてあげて、こういう粋なことが積み重なっていくんだろうなあ」「涌井言動までイケメンか!」「流石ベテランの粋な計らいだね」などと涌井を称賛するコメントが並んだ。

 ここまでの開幕5試合で救援陣は無失点。チーム防御率1.60は12球団トップだ。新天地での活躍を目指す涌井、さらにはチームの躍進を期待したい。

(Full-Count編集部)

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