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広島が驚異の84%増、7年連続Bクラス中日は大幅減…過去10年の12球団年俸推移を分析

日本プロ野球選手会は29日、2020年シーズンの年俸調査結果を発表した。日本人選手727人が対象で、外国人選手らは含まれない。日本人の支配下全選手の平均年俸は4189万円で前年比4.5%増。ソフトバンクが平均7131万円で12球団トップ、巨人が6107万円で2位、現在パ・リーグの首位を走るロッテは3035万円で12球団で最下位となった。

中日・浅尾拓也2軍投手コーチ(左)と広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】
中日・浅尾拓也2軍投手コーチ(左)と広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】

広島は10年間で日本人選手の年俸総額がほぼ倍近くに上昇

 日本プロ野球選手会は29日、2020年シーズンの年俸調査結果を発表した。日本人選手727人が対象で、外国人選手らは含まれない。日本人の支配下全選手の平均年俸は4189万円で前年比4.5%増。ソフトバンクが平均7131万円で12球団トップ、巨人が6107万円で2位、現在パ・リーグの首位を走るロッテは3035万円で12球団で最下位となった。

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 この年俸調査結果では12球団の支配下選手の平均年俸の変化、ポジション別の内訳が分かるようになっている。今季はプロ野球の歴史で初めて全選手の平均年俸が4000万円を超えた。だが、ここ10年で言えば、平均年俸に関しては大きな変化はない。10年前の2010年でも3830万円だった。

 では、各球団の成績と年俸はこの10年間、どのように変化をしていっているのだろうか。

【セ・リーグ】
○巨人
2010年:4824万円→2020年:6107万円(1283万円、26.6%増)リーグ優勝4回、日本一1回、Aクラス9回

○DeNA
2010年:3736万円→2020年:3592万円(144万円、0.4%減)リーグ優勝0回、Aクラス3回

○阪神
2010年:5287万円→2020年:3863万円(1424万円、27%減)リーグ優勝0回、Aクラス6回

○広島
2010年:2297万円→2020年:4236万円(1939万円、84.4%増)リーグ優勝3回、Aクラス5回

○中日
2010年:4601万円→2020年:3179万円(1422万円、30.9%減)リーグ優勝2回、Aクラス3回

○ヤクルト
2010年:3430万円→2020年:3351万円(79万円、2.3%減)リーグ優勝1回、Aクラス4回

 セ・リーグでこの10年間でチーム総年俸が増加しているのは巨人、広島のみ。巨人は今季は12球団で2位の6107万円で10年前に比べて1283万円、26.6%増加している。ただ、巨人は2019年に6926万円、2015年に6893万円で、その時に比べると減っている。高橋由伸や阿部慎之助(2軍監督)や村田修一(2軍コーチ)ら一時代を築いた名選手たちが現役を退いたことが、減少の大きな要因となっている。

 2018年までセ・リーグ3連覇を果たした広島は12球団でトップ、驚異的な伸び率を見せている。2010年は2297万円だった総年俸平均が今季は4236万円に、84.4%増とほぼ倍近くになっている。昨季こそ4位に終わったが、近年の好成績、そして鈴木誠也や菊池涼介、會澤翼、大瀬良大地ら球界を代表する選手が育ってきたことも大きな要因だ。

 その一方で、その他の4球団は減少となっている。ヤクルトとDeNAは微減となっているが、阪神や中日は大きく減らしている。阪神は2010年に5287万円(2009年は5794万円で過去最高)だったが、そこから27%減となり、今季は3863万円に。リーグ優勝がなく、また金本知憲や新井貴浩といったFAで高額契約で加入した選手が引退したことも影響しているか。

 中日は12球団で最も下げ率が大きく、30.9%減の3179万円に。2010年前後の中日は落合博満監督の下で黄金期を築いていた。2012年には球団最高の5198万円に。だが、2013年以降は7年連続Bクラス。黄金期を支えた井端弘和(巨人へ移籍)、荒木雅博、和田一浩、岩瀬仁紀、浅尾拓也らがチームを去り、総年俸も減少した。

(Full-Count編集部)

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