オリ、3点リード守れず引き分け 西村監督は6回の守り悔やむ「取っただけに…」
ジョーンズを右翼から外し、2年ぶり左翼のT-岡田は攻守に奮闘したが…
■西武 4-4 オリックス(3日・メットライフ)
パ・リーグ最下位のオリックスは3日、敵地メットライフドームで行われた西武戦で、3点のリードを守れず、延長10回の末に4-4で引き分けた。
この日はメジャー通算282本塁打の大物新外国人アダム・ジョーンズ外野手が、初めて指名打者で出場。開幕から12試合右翼を守ってきたが、前日2日の同カードの2回に、木村の右前打を後逸するタイムリーエラーを犯していた。
これまで左翼だった吉田正が2年ぶりに右翼を守り、一塁を守ることが多かったT-岡田がこれまた2年ぶりに左翼に回る苦肉の策だった。T-岡田は5回、先頭のスパンジェンバーグが放った飛球を背走して好捕。さらに1死三塁から森の放った打球をダイビングキャッチし、犠飛にはなったものの、久しぶりの外野守備で奮闘した。そして同点の6回に右翼席へ勝ち越し3号3ランを放ったが、その裏に追い付かれてヒーローになり損ねた。
試合後、西村徳文監督は「ジョーンズは(開幕後)ずっと守りっぱなしだったから。T(-岡田)はよく守ってくれました」とたたえたが、「(追い付かれた)6回(の守り)ですね。点を取っただけに、ですね」と悔やみきれない表情だった。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)