大谷翔平は「サビついていた」 投手復帰戦7四球を地元LAメディア酷評

紅白戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
紅白戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷は674日ぶりの試合登板で打者延べ10人に7四球1奪三振1安打1失点

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われた変則ルールの紅白戦に先発登板。初回は2四球などで1死一、三塁とし、18球を投げたところで一時降板。2イニング目は連続四球からタイムリーを浴びた。3イニング目は3者連続四球を与えたところで降板。打者延べ10人に50球を投げ、奪ったアウトは1死のみ。7四球1奪三振1安打1失点だった。

 大谷が試合で登板したのは2018年9月2日(同3日)の敵地・アストロズ戦で先発して以来674日ぶり。同年10月に右肘手術を受けて以来、初のマウンドだった。結果だけを見れば大荒れの復帰戦となったが、日々エンゼルスを追う地元メディアはどう見たのか。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「ショウヘイ・オオタニがエンゼルスの紅白戦で登板、サビついたようだった」と厳しい見出しで伝えた。

「オオタニは予想通りサビついていた。10人の打者と対戦し、7四球とした。オオタニは制球が定まらなかったことに同意したが、変則ルールであったため、どの程度であったのか測るのは難しい」

 ロサンゼルス・タイムズ紙は「ショウヘイ・オオタニにとって厳しい日だが、変わらず前向きだった」と大谷のコメントを交えて記事を展開した。

「新型コロナウイルスによる野球の中断中、エンゼルスのスター、ショウヘイ・オオタニは取り組んできた。ジョー・マドン監督とビリー・エプラーGMはよくオオタニを見ていて、二刀流スターとしてのステータスを取り戻し始めることを望んでいる。しかし、そうなるまでには時間が必要である。それは火曜日に明らかとなった。彼はエンゼルスタジアムでの紅白戦で、良い印象を与えることはできなかった」

 大リーグ公式サイトは「投手復帰:オオタニが紅白戦を注目させる」との見出しで、打者延べ10人に対して7四球を与えたことを紹介。「オオタニは過去にシーズン前の成績がそれほど関係ないということを示している」と伝えた。

 メジャー1年目の18年もキャンプ中は不安定な投球だったが、メジャーデビュー戦から2連勝を飾るなど二刀流旋風を巻き起こした。その再現を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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